モンテッソーリが重んじる『自己教育力』とは

  • イタリア初の女医であり、オルタナティブ教育の先駆者的存在マリア・モンテッソーリ。

    彼女が編み出した教育法は、非常に人間的なイメージがあったので、医師という職を後から知って驚きました。

     

    モンテッソーリ教育は人気の幼児教育法の一つです。

    その特徴は、とにかく子ども達を自由にさせるということ。

    大人は、環境を用意し、子ども達は元来持つ学ぶ力によって、自ずと成長するという考えです。

    最低限のルールだけがあって、何をどう学ぶかも自分で決めるというものなので、小学校または中学校からは学力懸念が指摘されることもあるようです。

     

    しかし、モンテッソーリ教育を受けた人たちの功績は目を見張るものがあります。
    将棋棋士の藤井聡太さん、オバマ元大統領、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、Google創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏など、錚々たる顔ぶれ。

     

    以前、海外のモンテッソーリスクールを見学しに行きました。

    美しく整備された天然芝のグラウンドに点在するロッジでは、3学年ごとに子ども達が合同で学んでいました。

    見学の際、子どもの集中を切らさないように、音を立ててはいけない。話しかけてはいけないなどのルールを説明されました。

     

    子ども達は綺麗な教室の中で、自分のワーク(知育玩具)を選び、実践し、終わったら元の場所に戻すということを繰り返していました。低学年は一人で黙々と取り組む子が多く、クラスの年齢が上がるにつれて、複数名で取り組んでいる様子が多く見受けられました。

     

    時間割がなく、それぞれの生徒が、理科をやったり数学をやったり。先生は、1、2名で20人近くを受け持つようでしたが、その観察力に驚きました。

    子ども達が行き詰まった時に教えて欲しい、よく出来た時に褒めて欲しいなど、大人が必要な場面で先生とのコミュニケーションが発生します。

    その時に、適切なアドバイスを行ったり、その子の性格に応じた適切な関わり方を見極めて応対しているというのです。

     

    また、食器は素敵なガラス製のコップなど、落とせば割れるものばかり。
    美しく大切にしているものが、自分の行いによって失われることがある。
    そうして注意力を培うという考え方です。

     

    子ども達は伸び伸びと興味を探究する中で、失敗や責任を学び、人間の生きる力を身に付けるという説明でした。

     

    非認知スキルを育むことでも注目を集めるモンテッソーリが重んじる『自己教育力』は、文部科学省の新しい学習指導要領の中で中心とされる『主体的・対話的で深い学び』とも通じるところが多くあると感じます。

     

     

    モンテッソーリの学校に通わせずとも、家庭教育で取り入れられる学びは沢山あると思います。

    Insect Collectionのワークショップでも、自己教育力を念頭に置いたワークを考えています。

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