新作・定番Tシャツをオーガニックテキスタイル世界基準 GOTS（ゴッツ）認証ラベル製品に切り替えます

2024.02.09

Insect Collectionは、2024年春夏シーズンよりインドの生産パートナーと共に、ほぼ全てのTシャツ製品のサステナブル基準を引き上げるべく、オーガニック・テキスタイルの世界基準であるGOTS認証ラベルのオーガニックコットン100%商品に切り替えいたします。

ブランドのメインデザインとも言える、12種類の「昆虫プリントTシャツ」、
また、リニューアル商品の「昆虫なしでは生きられない！ No Insect No Life」Tシャツ
どちらもキッズ各2,500円、大人4,500円（税込）となります。
　　

過去のオーガニックコットン商品販売と生産切り替えについて

当社は2018年設立時より、オーガニックコットン10%のTシャツを中心に展開。
その中で、オーガニックコットンの重要性は「肌に優しい、手触りが良く安心」ではなく、「コットン農家の人々の農薬被害を抑制したり、児童労働を無くすため」にあることを広める活動も行ってまいりました。
　　
お客様のご愛顧のおかげで、2021年にはオーガニックコットン使用率を引き上げ、念願であったオーガニックコットン100%商品をスタート、2022年には通常アイテムのオーガニックコットン使用を100%に引き上げました。
　　
しかしその後、コロナウイルスのパンデミックや、戦争を発端とした燃料代の高騰などで、生産が思うように進まないという状況となってしまいました。
もちろん値上げして販売する方法もありますが、より品質の高い商品をなるべく価格は変えずお客様に提供するにはどうしたら良いか、様々な方法を考えてまいりました。
　　

課題に感じていたのは、「サステイナブルのあいまいさ」

サステイナブルファッションという言葉が独り歩きし、正確な基準を明示しているブランドは多くありません。
　　
我々も、オーガニックコットン100%の商品を生産しているとはいえ、環境汚染の割合として影響の大きい「染色工程」をチェックすることはできていませんでした。
　　
どうしたら、透明性を担保できるのか。
そう考える中で、農園、生地、染色、縫製、仕上げに至るまで、天然素材のサステナビリティ基準として国際的に採用されている「GOTS認証ラベル」の付いた製品に切り替えたいという考えに至りました。
　　　
GOTS認証とは、Global Organic Textile Standardの略で、原料から最終製品まで、全ての工程をカバーしていることが特徴です。
製品の追跡可能性（トレーサビリティ）の確保、オーガニック以外の製品との混同や汚染がされない管理、最終製品の残留物チェック、水・エネルギーの使用や廃棄物に関しての環境目標を設置している、廃水処理方法や生分解性の基準に基づき、毒性の強い薬剤を使用しない、原料や助剤等に遺伝子組換技術は使わない、生体実験をしない、強制労働・児童労働の禁止、衛生的で安全な労働環境と搾取のない労働条件である、差別禁止が実践されている等、多くの項目が挙げられます。

日本国内でも認証された商品の数は増加しているとはいえ、残念ながらまだあまり馴染みがないかもしれません。国内の認証施設もわずかとなっています。
しかし、世界では多くの企業が取り入れており、たくさんの認証済製品が生産されています。
2022年の報告では、世界の10,388施設が認証を取得しており、上位10か国は、インド（2,994）、バングラデシュ（1,584）、トルコ（1,107）、中国（961）、ドイツ（684）、イタリア（585）、ポルトガル（449）、パキスタン（391）、米国（167）、スリランカ（126）となっています。
※GOTS年次報告2020より抜粋
　　　
今回の切り替え位に際し、私たちも1位のインドの工場での生産を選びました。

参考：GOTS認証　公式Webサイト
https://global-standard.org/

コットン生産の淡水利用、着目したいBlue Water

もう一つ注目しなければならないのは、天然素材に欠かせない「水の使用」です。
　　　
地球上に存在する水のうち、水資源として使用できる淡水はたったの2.5％。
さらに、地表を流れる川や湖など、人が利用しやすい状態で存在する水に限ると、その量はわずか約0.01％しかありません。
　　　
コットンには大量の水が必要とされますが、その多くは雨水などのグリーンウォーター。
私たちの努力で、淡水利用を抑制できるのは、ブルーウォーターと呼ばれる地表水（湖・河川など）や地下水、灌漑用水。
このグリーンウォーターの使用が、通常コットンと比べて、オーガニックコットンの場合は、91%少ないというデータがあります。

　　　
参考：Textile Exchange 報告書
　　　

オーガニックコットンは、CO2も削減できる

世界中で毎年約2000万トン生産される代表的な天然繊維である綿。
言うまでもなく植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。
酸素はあらゆる動物のエネルギーのもと、更に大気の浄化をしていますが、オーガニックコットンを使用するとCO2排出量を農薬を使用するコットンの46％も抑えることができます。
　　　
特に今回生産拠点としたインドのオーガニックコットンは機械を使わず手で摘むため、よりCO2排出を抑制できます。
　　　
インドは、中国の人口を抜き、人口動態はピラミッド型で子供の人数ももちろん世界一。
子どもの数が多いのに、子どもの社会課題が山積しています。
インドの膨大な貧困層の子ども達が教育を受けられるインフラを整えることは、SDGs4『質の高い教育をみんなに』にも効率的に貢献できる可能性があります。
　　　　　　　　
既に経済大国と言えなくなった日本、さらにはその中のまだ小さいブランドであっても、環境や社会に対して責任を負わないわけではありません。
実際に日本は資源を使う国としては今も上位にランクインしてしまっています。
　　　　　　　　　　　
倫理的に正しいものを作り、使い、利益を倫理的に循環させる。
私たちの小さなアクションも、皆さんと一緒にいずれ大きな社会的価値に繋がると考えています。

たかが子供服。ではなく、脳の成長期でもある重要な時期に目にするデザインを大切に。
そしてマテリアルにおける生産背景は子供の未来に繋がっていること、
自然環境を損失させないことが大切だとINSECT MARKETは考えています。
　　　
　

2月15日までは、新商品が期間限定予約特典10％OFF！

公式サイトリニューアルを記念し、本日2月9日から15日の期間、GOTS認証のオーガニックコットンを使用した対象Tシャツを含む、新商品を予約購入いただくと、10％OFFになるキャンペーンを実施します。
また、GOTS認証のオーガニックコットンを使用した対象Tシャツをご購入の方限定で「チョキチョキ！昆虫ステッカー」のノベルティプレゼントも！
Tシャツご予約1枚ごとにステッカー１枚をプレゼントいたします。
（数量限定、予定数量に達し次第終了となります。）

子どものできた！を応援する「昆虫おりがみハンカチ」はついつい折りたくなる色分けが大人気。
このハンカチ、折ってもいいけど、切ってみたい……！
スタッフの子どものそんな何気ない一言から、今回はデザインを調整してノベルティとして登場しました。
ハンカチは切られたら困りますが、こちらのステッカーなら大丈夫♪

三角に切る？四角に切る？相談するのも楽しいデザインで、はさみの練習にも使えちゃう！
もちろん少し大きめなステッカーとしてそのまま貼ってもよし！
切って好きな昆虫ごとに使ってもよし！