自分の正解と大衆の正解。ダブルスタンダード教育とは

「ダブルスタンダード」というと、二枚舌や、嘘つきのような捉え方をされるかもしれませんが、個性と上手に付き合うために、ダブルスタンダード教育を取り入れてみたいというお話しをしたいと思います。

 

 

子ども達に「個性が大事」、「感じたことをアウトプットすることが大事」としながらも、学校教育では難しいながら採点、評価をしなければならない教科もあります。

 

 

「夏」をテーマに切り絵をしてください。という美術の課題がありました。
地球の遥か遠くから大気圏を超えて照らす光を青色と捉え、青い太陽と、草原の緑を表し、寒色ベースの作品が出来上がりました。

 

返ってきたのが低い評価で、その作品が気に入っていた生徒は、腑に落ちません。

 

 

では、「他の多くの子はどんな作品にすると思う?」と聞かれると、赤い太陽と、青い海が広がる作品だと思う。と答えることができました。

 

 

個性があることは素晴らしい。それは親も教育者側も理解しています。
子どもが自己肯定感を抑制することなく社会成長を遂げるには、学校のテストや大事な入試などで、『自分の感性で導き出す答え』と『大衆が出すであろう答え』、2つのスタンダードを捉える必要があるかもしれません。

 

 

前者の答えにも理由があり、それを周りの大人がきちんと認め、個性を暖かく守ってゆけば、ダブルスタンダードは世才の鍛錬にもなるのではないでしょうか。

 

 

 

絵本『ホタルのアダムとほしぞらパーティー』は、主人公のアダムが自分の個性を見つけ、成長する物語。
子ども達が小さな社会の中で、自分の個性に気づき、活かしてゆくきっかけになると嬉しいです。

 

 

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