念願の水難事故防止アイテム「シュノーケリングベスト」への想い

皆さまからたくさんのご要望、また、自然体験を推奨する私たちがずっと発売したかったアイテムが、ついに実現しました!
コラボさせていただいたのは、創業70年を誇るダイビングやマリンスポーツなどの製品を企画・製造・販売する株式会社タバタ様

こちらの商品は海や川遊びなど、泳ぐシーンを想定した、体の動きを妨げにくい仕様の「シュノーケリングベスト」となります。
船舶などで義務付けられているライフジャケットとしての使用には適しておりませんのでご注意ください。

安全性の高い「ライフジャケット」にしないのか?という疑問を抱く方も多いと思います。
私たちスタッフも専門的な知識がなかったため、初めはそう感じました。

国土交通省が認定した、船舶使用にも対応する「桜マーク」適合仕様の「ライフジャケット」にした場合、浮力重視で動きづらく、海水浴など泳ぐアクティビティには不向きだそうです。

そのため、今回はシュノーケリングベストの仕様を採用。
しっかりと浮力を確保しつつ動きを制限しないベストは、一般的な海水浴などのアクティビティ用として販売されているものとなります。

デザインは、かわいい昆虫たちを目立たせるならば、地の色は水色がベストでした。
市販の商品も、海辺のアイテムとして人気の青系カラーもよく見かけます。

しかし、水難事故防止という目的の商品。まずは安全第一であることが最重要です。
水辺では黄色や赤、オレンジなどが視認性が良いと言われています。
今回は昆虫たちとも相性が良く、水面やプールの底などにも溶け込みにくい、「明るいオレンジ」のセーフティカラーに決定しました。

また、より安全性を高めるため、前面と背面肩口に反射テープを追加していただきました。


※サイズ参考画像です。実際に使用する際は必ず股かけベルトを止めて着用してください。


水圏環境工学、水産工学、海洋工学を専門に、水産資源生産力向上技術、また海岸構造物等の防災の研究をされている、香川大学の末永慶寛教授からも、推薦メッセージをいただきました。

香川大学 末永慶寛教授 推薦メッセージ

釣り、海水浴、クルージング、海や川でのキャンプ等の水と関わりの深いレジャーでは、これまで多くの水難事故が発生しています。
水と関わる際に命を守るための必須なアイテムの一つがライフジャケット(シュノーケリングベスト)です!

例えば、香川県は瀬戸内海に面しており、様々な海洋レジャーや海上交通の重要拠点となっています。
また、陸域に目を向けると、約15,000個のため池が存在しており、釣りのメッカとしても有名です。
しかしながら、残念なことに、毎年、水に関わる事故も報告されています。
その際には、ベストを着用していなかった事案もありました。
逆に、子どもたちがシュノーケリングベストを着用していたことで、幸いにも死亡事故に至らなかった事例もありました。

命を守るためのシュノーケリングベストに必要な機能として、小さな子どもでも簡単に着れることや、危険を知らせるために装着されている笛の取り扱いが容易であること等が挙げられます。

 

実際にインセクトコレクションで開発されたシュノーケリングベストを小学生低学年の生徒さんに海際で着てもらってテストしましたところ、素早く装着でき、笛も簡単に取り外せて直ぐ吹くことができました。

また、色も水際や水上でも目立つものでした。
散りばめられた昆虫たちに守られているような、斬新なデザインも子供たちが大変喜んでいました。

今回のシュノーケリングベストは、子どもさんたちの命を守り、水難事故の防止に資するアイテムとして推薦いたします。

末永教授より子ども達へ

昆虫の生態や様々な営みを観察したり調べたりすることで、新しい発見がどんどん生まれてきて、地球の環境を守ること、命の大切さをより深く考えられるようになると思います。
昆虫たちから学んだことが、地球の環境を豊かにするために役立つことにもつながります。
いろんなことに興味を持って、そこから発見と工夫を続けて行けば、今まで気づかなかった自分の力を実感できるようになります。
皆さんの力で地球の環境を守り、豊かな未来を創って行ってください。

末永教授より保護者の皆さまへ

現在の地球を取り巻く様々な環境問題により、生物の多様性や数の減少、自然環境の変化が懸念される中で、今一度、自然と触れ合える機会の創出やそこで感じられる生命の大切さを学ぶことが大事になってくると考えます。
INSECT MARKETの掲げるコンセプトに「地球の上で生きている昆虫と子ども達。大人も子どもも自然と共に学び成長し、1日を大切に過ごしてほしい。」とあります。
このコンセプトの達成が地球の未来を担う子どもさん達の成長につながることと確信しております。

<プロフィール>香川大学 創造工学部 教授・学部長 末永慶寛
1964年12月山口県長門市出身。取得学位は博士(工学)。日本大学大学院理工学研究科、東京大学海洋研究所を経て、1996年4月より国立大学法人香川大学に勤務し、2009年4月香川大学工学部教授、2019年10月より香川大学創造工学部学部長就任、2022年4月より香川大学大学院創発科学研究科研究科長を兼務。
専門分野は水圏環境工学、水産工学、海洋工学。2007年度、2017年度、2019年度に科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞、趣味は、ボクシング、ダイビング、映画鑑賞。
https://www.kagawa-u.ac.jp/kagawa-u_ead/introduction/staff/20695/staff0133/

スタッフも毎年必ず夏には家族で海や川へ行くのですが、ライフジャケット、シュノーケリングベストの着用率が低すぎると強く感じています。

お子様を浮き輪に乗せ、少し岸から離れているところまで遊びに行くご家族の多さを目にするたびに、不安な気持ちになっていました。
「浮き輪があるから、これくらい大丈夫だろう。」
その気持ちもとてもよくわかります。
しかし、心の緩みが、いざという時に不幸な結果を招くことがあることは、心に留めて置かなければと思います。

こちらもぜひご覧ください。
▼子どもの水辺サポートセンター
https://www.kasen.or.jp/mizube/tabid230.html

子供の頃チャイルドシートなど使っていなかったという方も私たち親世代では、まだ多いのではないでしょうか。
喜ばしいことに、車のシートベルトやチャイルドシート着用率は、近年はかなり高い割合で安定してきています。
2022年度の警察庁及び一般社団法人日本自動車連盟(JAF)による調査*1では、チャイルドシートの着用率は74.5%でした。
▼参考「警察庁:チャイルドシート使用状況等の全国調査」
https://www.npa.go.jp/news/release/2022/20221007001.html

対策できるものは取り入れて、悲しい事故を少しでも減らす。
水難事故防止のライフジャケットやベストも、同じように「あたりまえ」になってほしいと心から願っています。

もちろん、小さなお子さまは、ベストを嫌がることもありますよね。
そんな時に大好きな虫さんと一緒ということで、喜んで着てくれるといいなという私たちスタッフの想いを込めています。

私たち人間がコントロールできない自然。
だからこそワクワク楽しい気持ちにさせてくれ、大きな学びも得られます。

命を守るため安全対策を万全にして、自然を思いっきり楽しみましょう。

<生産商品について>
【予約商品・数量限定】
海や川の安全対策!にぎやか昆虫 シュノーケリングベスト
※4月中旬発送予定

ワンサイズ
・身長 95〜135cm
・胸囲 49〜67cm
・浮力 3.4kg

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