INSECT MARKETが大切にしている教育への想い
この知育記事を1日1記事書き始めて、3ヶ月が経過しました。
商品に込めた想いや、教育に関するトピックを中心に、私たちスタッフが社会教育の一事業者として、一人の親として毎日書き綴っています。
SNSや、ブランドへのメッセージ、店頭でも知育記事についてお話しいただくことが増えてきました。
「虫の日の記事を読んで、子どもと一緒に環境について考えたいと思いました。」
「物流のフェアトレードの記事を読んで、そうだなと思った。」
「9月1日問題の記事を読んで、子どもの不安を察知できました。」
ほんの少しでも、子ども達の毎日に良いトピックをお届け出来ていれば、とても励みになります。
Insect CollectionやINSECT LANDに興味を持ってくださったり、手にしてくださるファミリーは、本当に子ども達への愛が深いと感じます。
普段のSNSの投稿や、メッセージの端々から、自身の子どものみならず、その子が成長する過程で出会う人々、社会、環境がより良いものであることを願っているのがわかるからです。
だからこそ、そんなご家族に届ける物作りには、しっかりと責任を担って行きたいと感じます。
日本において、家庭教育は、すべての教育の出発点。
教育基本法でも、『父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するもの』と記されており、学校や社会はそれを支援するのが本来の形とされています。
私たちも常に、家庭教育の支援が本当に大切なことだと考えています。
何を着るか、何を食べるか、何を読むか、何時に眠るか、一つ一つが何でもないようで、毎日の過程の判断が人間を形成しています。
人間に平等に与えられた『時間』をどう使うか。
着る、食べる、読む、眠る。
時間という量(長さ)は同じだとしたら、質を高めるしかありません。
教育は、より質の高い時間を過ごしてもらうことではないか。
質の高い時間を子ども達に過ごしてもらうことで、ESDに貢献したい。
と最近よく思います。
日本の横並び教育を批判する声は多いですが、SDGsの達成度で日本は『achievement(達成)』と報告されています。
SDGs17項目の内、2017年から今年の発表に至るまで、日本が毎年achievementの評価を得ているのは、SDGs4の教育だけです。
そして、この評価を受けているのは、世界でもまだ1桁の国。
横並びになりがちであっても、この『平均の高さ』が世界的に見れば素晴らしいことだと思います。
モンテッソーリやサドベリー、ドルトンプラン、レッジョエミリアなどの海外の教育では、幼少期から子ども達が本来持つ力を生かした教育プログラムが考えられて来ました。
日本の小学生からの学習指導要領にもアクティブラーニングが強化され、前述のプログラムとの相関性を少しずつ感じるようになってきました。
しかし、未就学児への教育こそ人生への影響度が高いというデータを踏まえると、義務教育前の子ども達への支援をもっと真剣に考えたいとも思います。
今年の4月、自然教育絵本INSECT LANDの開始と同時に、Insect Collectionのオンラインショップを、この『昆虫と学びのポータルサイトINSECT MARKET』にリニューアルしました。
それは、幼少期の子ども達とそのパパママとの大事な接点を、表面的な商品の情報だけで終わらせたくなかったからです。
商品は物作りの結果ですが、その結果に至る思考やコンセプトを、知育記事や、昆虫ドリル、昆虫図鑑などを通して伝えたいと1年以上ずっと思っていました。
念願叶ってリニューアルした瞬間は、昆虫で言えば、卵から幼虫になれたような気分に違いありません。
まだまだ成虫には及ばない小さなブランドではありますが、社会教育の一事業者として少しでも世界の子ども達へ貢献してゆきたいと思っています。