レジ袋有料化・エコバッグ導入へのモチベーション

2020年7月1日からレジ袋の有料化が義務付けられました。

 

Insect Collectionのお店では、昨年の春からレジ袋を有料にしていましたが、2018年のブランド設立からレジ袋など作る必要はないと思っていました。

 

2年前の時点でプラスチックバッグは世界的に無くなる方向で、私が住んでいたバリ島でも2019年1月から廃止されていました。

それにコンセプト上、オシャレで可愛いショッパー(お店の袋)を作ることに抵抗がありました。

ビニールの袋はもちろん、紙の袋も製造エネルギーを考えれば作る判断が出来ませんでした。

 

 

 

実際にレジ袋を有料にしてみて1年が経っていますが、多くの人が『袋は要りません。』と仰います

 

 

 

その割合は、90%以上

レジ袋は、やっぱり要らないんだ。というのが率直な感想です。

 

 

 

現在、昆虫サイン・モノグラムシリーズが人気で、肩掛けと斜め掛けの2WAYマルシェバッグ、撥水加工のトートバッグなども好評いただいております。(現在ほとんどの商品が売り切れており、ご迷惑をおかけしておりますが、これらの商品は近日入荷いたします。)

 

 

元々あったこうした商品に注目が集まっているのは有難いことですが、私たちは今一つこのレジ袋有料化の波にモチベーションを感じられないのです。

 

 

 

このムーブメントが環境負荷を大幅に下げる施策でないことは、ご存知の方も多いと思いますが、私たちはレジ袋有料化に反対しているわけではありません。必要性はあれど、社会と環境の狭間で考えるべきポイントが多い施策だと思っています。

 

 

多くのエコバッグは化学繊維やコットンで出来ています。
私たちのマルシェバッグはコットンで作っていますが、ポリエステルなどの方が耐久性やリサイクル率などで軍配が上がりますし、コットンの製造エネルギーのことを鑑みると、どちらが良い悪いは悩ましいところです。

 

 

一般的なエコバッグはレジ袋が100枚分、1,000枚分など、様々な数字がメディアにも出ています。とにかくエコバッグを買っただけでは、環境負荷は上がっているということが言えます。可愛いからといってエコバッグ集め、何個も買っていけば、その負荷は倍増します。

 

また、レジ袋がもらえなくなったからといって、ゴミを出す時の袋を買う人が増えれば、いよいよ意味を成さなくなります。

 

 

 

レジ袋有料化で、イコール環境負荷が下がるということではなく、国民のライフスタイル変容において、価値があるという見解であり、プラスチックに関する様々な課題認知を進めることが目的と理解しています。

 

 

 

私たち一人ひとりが、その袋が何で出来ているか、その袋が作られる際のエネルギー、使った後の処理のされ方、リサイクル手法、リサイクル率、ゴミを出さないようにする工夫などを考える必要があります。

 

『レジ袋が有料になったから、ゴミ袋やエコバッグを買わなきゃ』という発想にならないようにする学びは浸透しているでしょうか

 

 

レジ袋有料化・エコバッグ推進のムーブメントには消費者側のリテラシーが求められるだけに、私たちは事業者として、環境教育を急がなくてはならないという焦りの方が大きいのです。

 

SDGs12は『つくる責任、つかう責任』。

無意識のエシカル消費を目指す私たちにとって、このムーブメントはとても大きな宿題を与えられた心持ちです。

 

Insect Collection二子玉川ライズ店のワークショップや、INSECT MARKETの学びドリルでは、リサイクルやプラスチック問題についてのワークも準備中ですが、生産者として、販売者として何をすべきか日々考えています。

 

 

 

ギフトについても同じ発想です。

大量の包装紙、リボンの製造エネルギーが1瞬の喜びと共に消えてしまうより、エシカルな想いと共にアフターユースが楽しめるものをギフトにしてもらいたいと作りました。

 

 

一方で、日進月歩のテクノロジーという光もあります。

再生繊維を使ったエコバッグ、化学繊維のリサイクル技術、天然繊維のコンポスト設備など、世界にはまだまだ知られていない、効率化の過程にある素晴らしい技術が溢れています。

 

 

現在の人類が置かれている状況は、知れば知るほど危機的で、『持続可能な地球』への望みを捨ててしまいそうになるほどです。

しかし、最先端の技術を知れば知るほど、『これなら何とかなるかもしれない。』と望みが再燃するのです。

 

 

だからこそ、環境教育は暗いことばかりではなく、正しい学びが環境を変え、環境が変わることで、社会にも経済にも好循環が起こり得るということを証明したくなります。

 

 

私たちも日々学び続け、Insect CollectionやINSECT LANDを通して、皆さんと共に差し迫った環境問題に対策してゆきたいと考えています。

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