皆さまのおかげで実現!オーガニックコットン100%の本格スタート

Insect Collectionは、2019年からオーガニックコットンを10%使用したorgabit(オーガビッツ)という素材を主に使用してきました。
    
私たちがオーガニックコットンを使用する理由は、「オーガニックコットンは肌に良くて安心」という誤ったイメージを払拭し、正しい情報をお届けするという目的もありました。
もちろんオーガニックコットンは肌に悪いわけではありません。
綿花は、外側の皮に農薬が残留するため、中の綿だけを使うコットンは、オーガニックであってもなくても、肌への影響はほぼ同じです。
「ほぼ」と言うのは、農薬アレルギーの方はケアする必要があると言われているからです。
    

   
オーガニックコットンを使用した商品で、未だに「肌に優しい」という説明をしているものも見かけますが、実際に効果があるわけではありませんので、あまりよい表現とは言えません。
欧米では、そういった表面的な言葉を使った販売の仕方はあまりポピュラーではなくなってきています。
    
オーガニックコットンの素晴らしさは、生産者の人権対応、健康対応。
コットン農家で働く人たちの農薬による健康被害抑制、児童労働の撲滅に貢献できるというものです。
特に、健康に苛まれながら、教育を受ける機会を損失している子ども達は今すぐにでも救うべきです。
    
    
とはいえ、日本ではオーガニックコットンの価格はまだまだ高いのが現実です。
希少性、生産にかかるコストの高さが原因です。
    
ブランド設立当初、オーガニックコットン100%アイテムはコストの関係により大変難しかったため、まずはオーガニックコットンの重要なコンセプトを伝えながら、使用率を高めていこうと決めていました。
    
昨年は、Insect Collection限定ディズニーデザインTシャツで、オーガニックコットン100%アイテムを販売できましたが、通常アイテムでのオーガニックコットン100%は達成できていませんでした。
         
         
そしてついに今年、新作2型にてまとまった発注ができ、オーガニックコットン100%のTシャツで3,500円というプライスを実現しました。
コロナや円安の影響もありましたが、ご利用いただいている皆さんのご支持、また、生産者や工場、商社などのパートナーさんの協力もあり、なんとかお届けすることができました。
    
    
私たちスタッフは、コットンは全てオーガニックにすること、ポリエステルは全て平行リサイクル素材にしたいという目標を立てています。
TCと呼ばれるコットンとポリエステルの混合などは、リサイクル率が落ちてしまうため、極力本当に意味がないと使わないなどのルールをパートナーさんにお伝えしています。
    
オリジナルアイテムとして、記念すべき最初のオーガニックコットン100%を実現したのは、クルーロウ華子先生が描き下ろしてくださった「昆虫ピクニック柄」と、アートとサイエンスの平等をテーマにした植物画「昆虫ボタニカル柄」の2パターン。
              
         

         
「オーガニックコットン100%のTシャツ」と聞くと、無地であったり、ロゴなどのシンプルでナチュラルなイメージのデザインのTシャツをイメージされる方も多いかもしれません。
素材をアピールするため、また、ナチュラルなものを好むユーザーが購入されることが多く、そういった商品も実際に多くあります。
しかし、私たちは「子どもたちが喜ぶ」といったコンセプトを持っています。
ここはあえて、私たちらしい、楽しい柄の商品をまずはお届けしたいと考えました。
    
どちらも思い入れのある大切な柄です。
    
「昆虫ピクニック柄」は、お客さま参加型のネーミングキャンペーンで決まった名前がピッタリはまり、オーガニックコットン100%のTシャツ第一弾としてはとても素敵なスタートになったと思います。
         
どちらも予想以上の人気で売り切れてきております。たくさんのご利用、本当にありがとうございます。
また、手に入らなかったお客様におかれましては、誠に申し訳ございません。
         
         
オーガニックコットン100%のアイテムを大量生産することなく、手が届く価格帯で、ブランドオープンから3年と言ったスピード感で実現できたのは、INSECT MARKETを選んでくださっている皆さまのおかげです。
感謝をこの記事に込めて、インドのコットン農家の皆さまに還元していきたいと思います。
         
         
インドは、来年にも中国の人口を抜くだけでなく、人口動態はピラミッド型。
子どもの数が多いのに、子どもの社会課題が山積しています。
         
         
インドの膨大な貧困層の子ども達が教育を受けられるインフラを整えることは、SDGs4『質の高い教育をみんなに』にも効率的に貢献できる可能性があります。
         
         

         
既に経済大国と言えなくなった日本、さらにはその中のまだ小さいブランドであっても、環境や社会に対して責任を負わないわけではありません。
実際に日本は資源を使う国としては今も上位にランクインしてしまっています。
         
         
倫理的に正しいものを作り、使い、利益を倫理的に循環させる。
私たちの小さなアクションも、皆さんと一緒にいずれ大きな社会的価値に繋がると考えています。

18+
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