ガチャが嫌いな私たちがおみくじ販売にチャレンジした理由

2021年、新年明けましておめでとうございます!
今年もINSECT MARKETと3つのブランドを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

新春セールも開催中ですが、今年第一弾の新商品は、「インセクトランドよいこのおみくじ」。
お正月にぴったりな初のおみくじ企画です。

 

この企画を実施するにあたっては、社内で大論争が起こりました。
「やってみよう」「やっぱりやらない」を繰り返し、なんと苦節7ヶ月間の企画・準備期間でした。

 

なぜなら、スタッフである私たち自身、ガチャガチャが好きではなかったからです。
何が当たるかわからないものより自分の選択を大切にしてほしいし、欲しいものじゃないのが出たら子どもが不機嫌になるし、いい印象がありません。

そんな私たちが今回この企画を実施するに至ったのは、いくつかの理由があります。

 

 

1つ目はもちろん、子どもが大好きなワクワク感を提供したいという思い。

古くは駄菓子屋さんの当たり付きお菓子から、現代のスマホゲームガチャに至るまで、子ども達は何故あそこまで「くじ」の要素が好きなのか。
開ける前の目の煌めき、開ける瞬間の緊張感、開けた後の歓声or悲鳴・・・
その一連の感情の起伏が、子ども達にとってのワクワクに繋がっているのでしょうか。

 

ある日、ガチャガチャをやりたがる6歳の子どもに、パパが「それより、好きなおもちゃとか文房具とかにしたら?」と促していました。
それでも子どもは、とあるキャラクターガチャガチャを希望。

するとパパは、出てくるかもしれないおもちゃを一つ一つ指差して、「これが出るかもしれないよ? これが出るかもしれないよ?・・・」と、子どもに自分の希望しないおもちゃが出ることをイメージさせていました。
それでも、そのガチャガチャがやりたいと言ったら、特別な日に1つだけやらせてあげると言います。
何とも大変なことですが、このやり取りをすると、どれが出ても悲しむことはなくなったそうです。

一連の親子の絶妙なコミュニケーション、この1プレイへの執念を目の当たりにし、何とかポジティブな企画に昇華したいと思いました。

 

2つ目は、中身に意味を持たせることができると考えたからです。

私たち大人がガチャガチャを避けたい理由の一つは「この数百円のおもちゃで、一体何になるんだろう・・・」という虚無感ではないでしょうか。
数百円を捨てたような気分になることさえあります。

 

何か心に残るものを残したい。

そんなことをぼんやりと考えていた、6月のある日のこと。

リモート授業になったバイオリンのクラスで、子どもがほとんど弾けていなくても、先生が「わー、惜しいねー!もうちょっとだ!」と言っています。

ようやくそれなりに弾けたら、「すごい!完璧!パーフェクトだ!」と、1時間中“惜しい”と“完璧”しか言わないのです。

この先生になってから、子どもは前よりバイオリンが楽しくなったそうで、よく練習するようになりました。

 

この伸ばし方は、おみくじに置き換えると『大吉』と『吉』だけ。

子どもの「くじ」には大吉と吉だけでいいんじゃないだろうかと思いました。

 

そこで、昆虫たちからのお手紙という形式で、子どもの自己肯定感を高める“言葉(メッセージ)”と、「大吉」と「吉」、2種類のみの結果に絞り、タイトルも『よいこのおみくじ』とすることにしました。

 

中身のメッセージは、9種類。

大吉『おうちのひとの おてつだいを すると あしたも いいことが あるかも』
大吉『ごはんを のこさず たべたら あしたも いいことが おこるはず』
大吉『おおきな こえで おはよう というと あしたも いいことが あるよ!』
大吉『はやく ねむると あすの あさ にこにこ えがおで おきられるよ!』
大吉『だれかに おてがみを かいてみると うれしい おてがみが もらえるかも!』
吉『ほんを よむと あすは もっと いいことが あるかもしれないよ!』
吉『まいにち きれいに てを あらうと ずっと げんきに あそべるよ!』
吉『こうえんで むしに であったら もっと いいことが おこりそう!』
吉『むだな でんきを けすと ちきゅうも にこにこ えがおに なるよ!』

※昆虫キャラクターそれぞれで決まっているわけではなく、完全にランダムです。

 

 

3つ目は、INSECT LANDの仲間たち9キャラクターは、一人残らず愛してほしいからです。

インセクトランドのキャラクターは、それぞれが主人公になった絵本が登場します。

ランダムで手にしてもらうことで、全てのキャラクターが同等に親しみを持ってもらう機会に恵まれたらという思いもあります。

 

キーホルダーの裏側はリフレクター仕様。

車のライトなどに反射する安全対策としても人気の素材です。

これならいくつか持っていても、バッグやランドセル、水筒などに付けて、身を守るお手伝いにもなるかもしれません。

子ども達には、どのキャラクターが入っていても喜んでもらえたら嬉しいです。

 

 

このように試行錯誤した『よいこのおみくじ』。

ぜひ親子で楽しんでください!

 

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