捉えどころのないお金の教育。データセンスの磨き方

小さい頃から、お小遣いで自分の好きな物、必要な物を考えて購入することで、お金について学ぶということは、今も昔も変わらない教育の一つだと思います。

 

しかし、日頃の生活で、私たちは現金を扱うことがなくなって来ています。

最近はクレジットカードさえ出す機会は減り、電子マネーの普及に加え、新型コロナウイルス感染症対策を行いながらの店頭購入時、スタッフの感染防止の為タッチレス決済が推奨されていますよね。

 

 

キャッシュレス決済後進国の日本ですが、子育て世代における利用率は言うまでもなく伸びており、子ども達は、パパママの消費活動を横で見て、携帯電話を翳せば、商品が自分の物になることを直感的に理解していますし、オンラインショッピングでは購入済みの商品が家に届いてしまいます。

 

本屋さんに子どもと行った時のことです。
「お金払ってみたい!お金払えるよ!貸して!」と言って、私の携帯を取り、電子端末に翳そうとしました。

驚きと何とも言えない気分になりました。

 

 

お札も、硬貨も現物を見ることは少なく、お釣りという概念もなく、お金の教育をする。

大人側に勉強が必要な過渡期だなと感じます。

 

 

次回の昆虫ドリルでは、お金の大小が理解できるシートを用意しましたが、あくまでも付け焼き刃的なワークだと考えています。

 

今後、世界で活躍する子ども達は、日本の現金に触れることなく、外貨という概念を知ることもあるはずです。

キャッシュレスの世の中で、子どもがお金の感覚を捉えることは年々難しくなりそうです。

 

 

これからの子ども達が、どんな職種を目指すとしても数字に強くなり、価値を数字で判断できる力が一層必要になっていくのではないでしょうか。

 

 

データセンスなどとも言われるこの力は、人から与えられる言語情報に潜む数字から物事の全体を推察できたり、グラフを読み解きその背景の仮説を立てたり、表に羅列された数字の中から違和感や希望を見出したり、数字を数字で終わらせない能力であると思います。

そして、この能力はビジネス上の素養としても大きく、仕事の結果に作用してきます。

 

その為には、論理的思考や数字の感覚を身に着けることは不可欠であり、プログラミング的思考なども寄与する一つの力であると思います。

 

Insect Collectionの二子玉川ライズ・ショッピングセンター店では、ワークショップを通して、お金という価値を図る物がどのように形を変えても、子ども達が正しく行動でき、社会から求められる人材として活躍できるよう、データセンスを磨いてゆくお手伝いも出来ればと考えています。

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