ピンチをチャンスに。今注目されるグリーンリカバリーとは?

「世界の平均気温上昇を産業革命前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃までに抑える努力をする」という目標を掲げるパリ協定。2015年に採択され、いよいよ今年から実施段階に入りました。

そんな中での新型コロナウイルス感染症による世界危機は、気候変動にどのようなインパクトを与えたのでしょうか。

 

 

世界中でロックダウン中、大気汚染が急激に改善し衛生画像の色が変わったニュースを見た人も多いと思います。

 

長年改善できなかった社会問題が、経済が止まった瞬間に改善するのを目の当たりにし、「経済」と「環境」のトレードオフを痛感しましたが、「経済」が止まったことにより「社会」が混乱したこともまた世界中が実感しました。

 

以下の記事でも、「経済」「社会」「環境」は繋がっているというお話しを書きました。

 

 

 

そして、今注目されるのは『グリーンリカバリー』というワード。

「気候変動対策をコロナ後の経済復興の中心に据えよう」という動きです。

 

12年前のリーマンショックによる恐慌の際も同じように一時的に大気汚染が改善しましたが、その後急激に悪化したことが教訓となっています。

 

 

大気汚染で亡くなる人は年間約420万人。

現段階で新型コロナウイルスで亡くなった人の10倍以上の規模です。

 

 

気候変動と感染症も社会問題としては繋がっていますから、SDGsに取り組むことが、あらゆる人の命を守ることに寄与すると言えるのではないでしょうか。

 

グリーンリカバリーも同じです。

エネルギーを大切にし、サステイナブルなエネルギーを選び、「経済」も「社会」も「環境」も諦めないと、子ども達にも伝えたいと思いませんか。

 

 

さて、冒頭のパリ協定に提出された国別目標(Nationally Determined Contribution: NDC)について、「2030年度に2013年度比、CO2排出量マイナス26.0%」というのが日本の目標です。

これが良い数字なのか、悪い数字なのか分かりませんよね。

 

各国のNDCや、世界中の企業が掲げる目標を調べ、どのような目標を掲げることが子ども達の未来を残す為に適切なのか、自由研究などのテーマにもできるかもしれません。

 

 

1度、2度、3度の平均気温の違いが、世界の経済、社会、環境にどのような違いをもたらすのか。

もう、遠い未来の話ではありません。

今の子ども達が大人になる時、世界の様相は全く違うものになっています。

 

 

誰一人取り残さないSDGsを達成するには、目標達成に向けて一刻も早く世界中の全員が正しく行動を起こさなければなりません。

私たちも生産者として、子ども達やパパママに寄り添った視点で環境問題、社会問題、経済問題を学び、アクションして行きたいと思っています。

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