幼少期が最重要!心の知能指数『EQ』と『性格特性』とは
「頭が良い人は知能指数IQが高い」という印象を持っている方は多いと思いますが、AIなどのデジタルによって知能は補填することが容易になった今、コミュニケーション能力の高さが一層求められる時代になってきました。
心の知能指数ともいわれる『EQ(Emotional Intelligence Quotient)』は、様々な感情の種類をスコアリングし点数で表してくれる、高ければ高いほど良いとされる数値です。心理テストのように、膨大な質問に答え、その数字が導き出されます。
EQは、日頃のトレーニングで鍛えられ、スコアを向上させることが可能です。
目を見て、笑顔で元気に挨拶をすることで関係構築能力を向上させたり、日記をつけて自己理解能力を高めたり、一見特別なことではないことでEQは磨かれます。
しかし、EQの元となるその人の性格特性は、幼少期3,4歳まででほぼ固定されると言われており、これが私たちが推進したい教育を子どもに絞る理由の一つです。
ポジティブかネガティブか、外向性が高いか低いか、多様性を認めるかどうか、挑戦心があるかないか、海外志向かどうか、リーダーシップがあるかないか、メンタルが強いか弱いか、人の幸せでやりがいを感じるタイプか、経済的なことがモチベーションに感じるタイプか等、様々な「性格」と言われるものが、幼少期に決まっており、人生の大転機でもない限り大幅には変わりません。
つまり、本当はネガティブで、外向性も低くて、多様性を認め辛くて、経済的メリットがないとモチベーションがない人であっても、訓練をすればEQは高スコアを出すことができます。
しかし、元々の性格がポジティブで、外向性が高くて、多様性を認め、人の喜びを重んじる人の方が、「無理なく」コミュニケーションを上手く取れるのは想像がつくと思います。
私たちが社会教育の一員として実現したいのは、能動的に社会での役割を見極め、行動できる人を増やし、社会課題の抑制に努めることです。
そんな思考の大人を「無理なく」増やすには、性格特性が固定される前の子ども達にアプローチするのがもっとも効率的だと考えています。
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自然環境においても、協調性をもって昆虫や生きものの命を慈しむことができ、リーダーシップを発揮して考え行動できる人を増やすことができれば、SDGsに幅広く寄与するアクションになります。
子ども達が自分たち自身で明るい未来を切り開けるよう、ご家庭で子ども達を見守るパパママと想いを共に、子ども達の生きる力を育む一助となるべく物作りをしてゆきたいと思います。