2020年は5月12日。日本のアース・オーバーシュート・デー
現在地球の資源は枯渇しており、地球が1.7個ないとバランスが取れないという話は聞いたことがある方も多いと思います。
お金で例えるなら、自分の収入に対し、使ったお金が多過ぎないかどうか。
収入に対して多く使ってしまったら、負債を抱えることになりますから、1年で地球0.7個分は資源がマイナス状態ということになります。
『アース・オーバーシュート・デー』は、それをカレンダーに置き換え、地球が持つ一年分の資源の再生産量とCO2吸収量を超えた日をさします。
つまり、その日以降は資源の負債を抱えている状態です。
毎年「地球の使い過ぎ」を周知するために発表されています。
日本は昨年5月13日でしたが、今年は5月12日。1日早く訪れてしまっています。
普通に生活しているとスーパーに物は自由に調達できるし、水、電気、ガスも使えるし、体感がないかもしれませんが半年経たずに、実際は資源を使い切ってしまっているということです。
世界のアース・オーバーシュート・デーは、8月22日。昨年の8月2日より20日も遅らせることが出来ました。
残念ながら、如何に日本が足を引っ張る国の一国であるかが分かります。
今の生活をするには地球1.7個分の資源が必要というのは、世界全体でのデータですが、各国の生活を世界全体が行った場合のデータも存在します。
Global Footprint Network によると、全世界が日本と同じ生活をすると、地球は2.8個必要です。
アメリカの5個、オーストラリアの4.1個、ロシアの3.2個、ドイツの3個に次いで世界ワースト5位です。
フランスは2.7個、中国は2.2個というレポートになっています。
このオーバーシュートは、1970年代に起こり、今までプラスに転じた年はなく、約50年赤字状態を続けていることになります。
企業も地球も赤字を続けていると破綻しますから、資源を増やしたり、使う量を減らす努力が必要です。
Insect Collectionのワークショップでは、身近にできることから子ども達も一緒に、地球のためにできることを考えてゆけるプログラムも準備しています。