持続可能なポリエステルが戦争を無くす!?日本発のすごい技術

世界中で今も起こっている戦争やテロの主な原因は、石油などの地下資源、エネルギーの奪い合いだと言われています。

今後の人口増に伴ったエネルギー不足を解決しようと、世界では様々なテクノロジーの開発が急がれています。

 

 

そんな中、日本発のテクノロジーが、世界のサステイナブル市場を支えているのをご存知でしょうか。

私は、このすごい技術を知った時、地球の未来に光が射したと強烈な印象を受けました。

 

 

海洋プラスチックの問題などは耳にすることも多いと思いますし、洋服をリサイクルすることは大事だというお話しは、これまでも記事にしてきました。

 

 

 

しかし、現実的には資源ゴミのリサイクル率を高めるのは、なかなか大変です。

「綺麗に洗って」リサイクルしましょう。

つまり綺麗に洗わないと、リサイクルできないと言っているようなものです。

 

 

また洋服のリサイクルは、発展途上国に送られるなど、実態はほとんどリサイクルではなく「リユース」でした。

リサイクルが難しい理由は、様々な繊維素材が混ざっている上に、付属品がついていること。
特に、コットンなどの天然繊維は化学分解できなかったため、古着としてリユースされるか、拭き取り用の布として使われる程度でした。

 

 

ペットボトルも洋服も、問題は同じ。ゴミや、不純物を取り除くコスト(設備や人件費、時間や場所など)がかかりすぎているのです。

 

 

 

そんなリサイクル技術の課題を、最新技術で解決しようとしている会社が日本にあります。

日本環境設計というベンチャー企業です。

 

 

日本環境設計は地球の未来のために、様々なものをリサイクルする仕組みをつくっている、繊維リサイクル、プラスチックリサイクルの主導的な会社です。

 

日本環境設計の「BRING™」は、店頭などで服を回収し、その服を日本環境設計社独自の技術「BRING Technology™」で化学的にリサイクルし、服にまで生まれ変わらせ、販売するアパレルブランド。

購入者が着なくなった服を気軽にリサイクルできるように発送用の袋も無料で提供し、双方向の販売・リサイクル回収を進めています。

 

また、自社製品だけではなく、スノーピークやユナイテッドアローズなどが、BRINGのハチのマークと連携し店頭などで服を回収し、リサイクルされたサステナブル素材「BRING Material™」を使用した服づくりを推進しています。

 

そのすごい技術とは、洋服やペットボトルなどの原料を分子レベルまで分解することで不純物を取り除いたのち、再度分子同士を結合して新たな素材として生まれ変わらせることができるという、世界的に見ても非常に高度な技術です。

 

再生可能なポリエステルは1枚Tシャツをリサイクルすると、また1枚Tシャツが出来上がり、何度でも生まれ変わらせることができます。

 

 

全ては分子で出来ていて、そこまで分解されていれば、ゴミも資源の一つとなりうるという発想は、目から鱗でした。

 

 

エネルギーや資源を自給自足できるようになれば、世界から争いはなくなるはずだという高い志で活動されているそうです。

 

 

 

複合的に絡み合う社会問題は、悪化のスピードが早く、人々の暮らしをちょっと変容するだけでは追いつかない部分があることも事実です。

 

 

このような革新的なテクノロジーを消費者、企業、国や自治体、それぞれの立場で注目し、暮らしや社会に組み込んでいき、パートナーシップで課題解決に取り組むことが重要だと考えています。

 

 

私たちも、この日本環境設計社の素材「BRING Material™」を活用した物作りを準備しています。

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