先日、2021新春福袋「むし袋」を発売いたしました。

以前に比べ増量してご用意し、多くの皆さまに行き渡ることを想定しておりましたが、結果的には約10分で売り切れてしまう結果となりました。

 
1個制限にするとご兄弟姉妹で買えないというご要望が以前より多く、複数購入をOKとさせていただいておりましたが、1注文あたり4個までという制限にしてしまったのは、ご要望数の読みが甘かったとしか言えません。

私たちのECシステムのスペック的に、全ての皆さまが快適なお買い物が出来なかったということもあったかもしれません。

誠に申し訳ございませんでした。

 

購入できなかったお客様より、「福袋販売数が少なすぎる」「安い福袋を販売するならば、前もって多量に準備するべきだ」といったような、ブランドコンセプトに反する行為を強く求めるメールも多々いただいてしまいました。

これは、私たちのブランドコンセプトが、お客様に浸透していないからだと、とても反省しております。

 

INSECT MARKETでは、福袋やセール、アウトレット用の商品生産などは行っておらず、期間後は全て通常価格に戻ります。

 

一般的なアパレルメーカーは7月8月、1月2月のシーズン終了時には、商品入れ替えのための在庫処分を兼ねてセールを行います。
一方、INSECT MARKETでは大多数のアイテムがオールシーズン動き、さらにはオープン以来2年にわたり販売し続けているアイテムもあり、シーズンオフに売り切る必要がありません。
　

それでもセールやむし袋を実施するのは、5月の子供の日、6月の虫の日、12月のクリスマス、1月のお年玉「子どもの笑顔のため」という前提があり、多くの皆様が慣れ親しんでいる季節のイベントを行うことでより認知をあげ、私たちのコンセプトを浸透させるためです。

 

利用を悩んでいるお客様に、私たちのプロダクトをまず知ってもらうこと、サイズUPのタイミングでもまた手に取ってもらい、長くSDGsについて親子で考え続けてもらうこと。

エシカル消費を通して、社会と環境と経済を体感してほしい。

 

そんな想いから、収益を削り実施していますが、収益を削るということは、赤字にすることではありません。

SDGsやCSVは、黒字でないと社会に貢献はできないという前提があります。

私たちの事業は、「収益を社会に還元すること」を目的としていますから、セールやむし袋であっても、それは変わらず、寄付を継続いたします。

運用負荷を軽減したり、原価率や在庫稼働率など、様々な条件を加味し大きなマイナスを生まないよう見極めることでようやく実現しています。

 

 

過日の記事でもお話ししたとおり、私たちはアパレルの専門家ではありません。

”在庫ロスは出てしまうもの“
”夏と冬にはセールで赤字覚悟で売るもの“
”それでも売れなければアウトレットに送るもの“

その常識を経験していないため、INSECT MARKETではそうならないフローを実践しています。

 

また、INSECT MARKETではエシカル消費のあり方を皆さんと一緒に考えてきました。

子どものための企画であるむし袋が購入出来なかったことで、パパママの笑顔が遠のくなら、私たちのコンセプトとして本末転倒。
倫理的な消費とは言えません。

 

至らなかった点は真摯に受け止め、可能な限り改善し、こういった背景を丁寧に伝えてゆく責任があると承知しています。

 

子どもはパパママの笑顔が何よりも大好きです。

INSECT MARKETがセールやむし袋を実施するのは子ども達のためですが、その為にパパママも笑顔になってもらえるような場所を目指しています。

 

 

大人用のアイテムをご用意しているのは、パパママだけに向けたことではありません。

全ての大人は社会教育の一員であるとするならは、子ども達にとって、笑顔の大人が増えることは良い波及効果があると信じています。

 

 

子ども達を取り巻く大人として、私たちも一層の努力を重ねてゆきたいと思いますので、皆さんのご理解をいただければ幸いです。

 

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